肝臓の役割

体は自律神経によって無意識にコントロールされています。そのため、寝ている時でも自然に呼吸をし、心臓を動かして隅々まで血流を送ることができるのです。体の中では常に化学反応が起きており、酸素から水や二酸化炭素が生み出され、栄養が吸収され分解されていくのです。それは静かに行なわれますので、私達が意識することはありません。意識する時といえば、脂肪が溜まり、心不全や肝機能障害といった病気を起こすときに限られてきます。特に肝臓などは痛みを感じることがない部分なので、肝機能障害が起こったとしても気づくことがありません。重大な病気を引き起こす前に異常を見付けることが大事なのです。そもそも、肝臓はどんな役割を負っているのかを私達が自覚することが大事です。そうすれば、生活に気をつけて肝臓をいたわることができるのです。

肝臓の役割とは基本的に代謝と解毒、そして胆汁を作り出すことです。食事にはアルコールのように、体の中で変化し、毒を持つものもあります。肝臓はそんな食物を無毒化し、代謝する役割があるのです。そして栄養分を変化させ、体中に巡らせていくのです。肝臓には門脈と呼ばれる血管がありますが、これは肝臓に血を集め、栄養を運ぶ場所となっています。実に体内にある四分の一の血液がこの肝臓に集まることになるのです。体には脂肪とタンパク質が必要で、これは細胞を作り出し体を作り変えていくために必要なエネルギー源となります。しかし、生活が偏りアルコールや油の多い食事が増えると、悪玉コレステロールや脂肪が多くなり、その結果肝臓の機能に以上が出てしまうのです。肝機能障害が進むと肝硬変といった重大な病気を引き起こしてしまうので、注意したいものです。